【アートカレンダー】吉野辰海新作展 東京・京橋の東邦画廊

女性の胴体にゾウの頭を持つ不思議な姿の立体。「象少女」と名付けられた１メートルに満たない５点の新作が並ぶ。
　身体はやせてきゃしゃな少女。ゾウはピンク色にかわいらしく着色され、少女はしっかりと自らの鼻を両手で握る。裏にまわると、ゾウの頭の背後には犬の顔がある。大きく口を開いた怖い表情もあれば、口を結び目を閉じた瞑想（めいそう）しているような静かな犬も。
　素材は軽く丈夫なＦＲＰ（繊維強化プラスチック）。正座する身体に比べ頭部は異常に大きく、プラセンタ 原液ショッピング枠 現金化カードで現金化
アンバランス。ユーモラスでありながら色気もたたえる。
　造形作家、吉野辰海（たつみ）は１９４０年宮城県生まれ。６０年には伝説的な美術集団「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」に参加し、前衛的な作品を発表。７９年からさまざまな表情の犬の立体作品を制作してきた。吉野の作品といえば犬が結びつくほど。その彼が今回はゾウに取り組んだ。作家によると夢で見たのだという。それがどう転んで少女と結びついたのか。ほかに犬の新作も出品されている。１９日まで。問い合わせは東邦画廊（ＴＥＬ０３・３５６２・６０５４）。（和）



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