ＪＲ

高速道路各社によると、東名下り松岡バス停付近（静岡県）で６６キロの渋滞が発生するなど混雑。期間（４月２５日～５月６日）中の１０キロ以上の渋滞発生は４１５回で対前年９２・６％増、３０キロ以上も５８回と同１０７・１％増となった。高速各社は「値下げで移動が活発化した」とみる。

　競合する鉄道は大きく落ち込み、在来線の特急を中心に利用者が減少した。ＪＲ東海で対前年比１０％、ＪＲ東日本は６％の減。新幹線もＪＲ東海が同７％、ＪＲ東日本も６％減った。

　ＪＲ各社は「不況の影響もある」と表向きは分析するが、「利用客を完全に奪われた。税金を使った破格の値下げには対抗できない」と話す担当者もいる。